食物栄養専攻(学科紹介)


食べることは 生きること

「食べること」は「生きること」そのものであり、人のいのちは「食」によって支えられています。「食」を通して幸せを運び、人と人とをつなぎ、豊かな社会をつくっていく仕事、それが栄養士の役割です。本学食物栄養専攻では、食と健康について深く学び、健康管理に役立つ知識や技術を身につけ、栄養士免許を有する食の専門家として社会に貢献できる人材を養成します。卒業生のうち約7割は栄養士免許を生かした仕事に就き、約3割は食に関連した仕事や一般事務職に従事し、活躍しています。

免許・資格を目指して実力をつける

栄養士免許のほかに、栄養教諭二種免許、フードコーディネーター3級、フードサイエンティストなど、2年間で複数の資格を取得することが可能です。目標に向かって一生懸命勉強する途中で、多くの専門知識と技術を身につけることができ、自信をもって社会で活躍することができます。

 科目間の連携・調整を常に行い、学生一人ひとりの能力を最大限に伸ばすカリキュラムを設けています。栄養学・調理学・食品学を中心に講義・実験・実習形式での学びのほかに、「アクティブラーニング」「商品開発」「コンテスト」などの様々な体験学習を導入し、楽しみながら学びを深めることができます。

たくさん資格が取れます!

  • フードコーディネート(食育論)

    季節や行事に合わせたテーブルコーディネートの提案方法を学びます。五感を使い、楽しく、喜びを感じられる食空間を作れるように、センスと技術を磨きます。アフタヌーンティーの演出をオープンキャンパスで実践します。
    テーブルコーディネートコンテスト2018入選!!「フラワーガーデン」

  • 食品学実験

    食品中のビタミンやカルシウムの含有量などを測定します。食品の特性や成分など、授業で得た知識と、食品学実験で学んだことが結びつき、学びが深まります。

和・洋・中華、製菓など幅広い実習でスキルアップ

  • 調理実習Ⅰ・Ⅱ

    基礎の調理技術を身につけたうえで、和食・洋食・中華などの専門料理のセンスと技術をさらに学びます。クリスマスディナーなどの行事食、精進料理、松花堂弁当、薬膳料理などを学びます。

  • 調理科学実験

    実験ではパンの発酵やゼリーと寒天の凝固の様子を観察し、身近な食品がどのように作られていくのかを、わかりやすく理解することができます。調理実習と結びつけやすく、調理する楽しみが増えます。

糖尿病やアレルギー食など様々な献立にチャレンジ!

  • 地域食生活論

    「お口の健康フェア」で噛むことの大切さを学べる食育活動を行いました。グループに分かれてクイズやゲーム、遊び、試食などを企画・準備し、こどもたちの反応を確かめながら、知識や技術を磨きます。

  • 臨床栄養学実習

    2年生前期になると様々な病気や症状に合わせた献立・栄養管理について実践的に学びます。
    テーマを設けながらプランを立てて、治療食の調理・提供までを実習します。



みんなでコンテストに参加して
料理の技術とアイディアを磨きます!

 ふくしまスイーツコンテスト2017では「あんこたっぷりのプラムの桑の葉の和バウンド!」が金賞受賞。「平成29年度 牛乳・乳製品利用料理コンクール福島大会」では、最優秀賞の知事賞を受賞。

福島スイーツコンテスト

2017年度 【パウンドケーキ部門金賞】 「あんこたっぷり!プラムと桑の葉の和パウンド」
2016年度 【入選】 「梨音〜秋のおとずれ〜」
2015年度 【入選】 「ふわふわ桃大福」
2014年度 【入選】 「まるっとりんご」

牛乳・乳製品利用料理コンクール東北大会

2017年度 【優良賞】 「エビチリシュー」

牛乳・乳製品利用料理コンクール福島県大会

2018年度 【優良賞】 「夏野菜とチーズ入りホワイトカレー肉まん」
2017年度 【知事賞】 「エビチリシュー」
【優良賞】 「バター香るみそとミルクの煮込みハンバーグ」
2016年度 【優良賞】 「和風クリームチーズで食べるミルフィーユかつ」
2015年度 【優良賞】 「和風クリーム春巻き」
【優良賞】 「モーミルクたっぷり甘酒プリン」
2014年度 【優良賞】 「とうふともちの和風グラタン」

鍋奉行も納得。我が家自慢の福鍋・満腹絶倒計画

2018年度 【佳作】 「みそとろりん鍋」
2017年度 【最優秀賞】 「さっぱりすっから〜鍋」
2016年度 【優良賞】 「レモンと生姜のぽかぽか鍋」
【佳作】 「雪うさぎもとろける満腹福鍋」

福島県 県北集団給食研究会 ソフト食コンクール

2018年度 【優勝】 「えびの天ぷら」
2017年度 【準優勝】 「うどとごぼうの酢みそ和え」
2015年度 【3位】 「きなこのお団子」

相双地域の米を使った“お手軽簡単!米のレシピ”料理コンテスト

2018年度 【優秀賞】 「松川浦産青海苔のカレーピラフ」

ふくしま米愛情弁当コンテスト

2014年度 【優秀賞】 「マメ(豆)に頑張るお父さんへ 和のヘルシー弁当」

夢があふれるスイーツ創造計画

2014年度 【入賞】 「フレッシュピーチフロマージュ」

「天栄うまい丼」アイデアレシピコンテスト

2014年度 【特別賞】 「焼き鳥ヤーコン丼」

国見のおいしいレシピコンテスト

2014年度
1回目
【金賞】 「鶏牛蒡ときのこの和風キッシュ」
【銀賞】 「里芋のしんじょ」
【努力賞】 「彩り根菜丼ぶり」
2014年度
2回目
【金賞】 「カリッと根菜かりんとう」
【銀賞】 「大根シャキシャキロール」
【銅賞】 「和風グラタン」

テーブルレシピ テーブルコーディネート・コンテスト

2018年度 【デイリースタイル部門入選】 「フラワーガーデン」

ふくしま産業賞

2018年度 【学生奨励賞】 「いちいコラボ弁当プロジェクト」
単位を取れば資格取得

栄養士免許栄養教諭二種免許 ※福島県内の短期大学で取得できるのは本学のみです。
フードコーディネーター3級フードサイエンティストビジネス実務士幼社会福祉主事任用資格

授業で受験取得を支援しているもの

家庭料理技能検定®NR・サプリメントアドバイザー

将来目指せる資格

管理栄養士国家試験受験資格(栄養士免許取得後、3年間の実務経験を経ると受験資格が得られます)

フードコーディネーター3級

食文化・テーブルコーディネート、食空間の演出など、食をトータルにプロデュースする専門家です。食の商品開発、レストランプロデュースなどの現場で活躍できます。日本フードコーディネーター協会が認定している資格です。

フードサイエンティスト

食の安全・安心のプロとして、企業や研究施設などで食品の研究開発を行ったり、食品検査、品質管理、食品関連の実験・実習の場で活躍することができます。食品科学教育協議会が認定している資格です。福島県で取得できる認定校は本学のみです。

栄養教諭二種免許

学校での食育推進において重要な役割を担う教員免許を2年間で取得できます。こどもたちを取り巻く社会環境が大きく変化し、食生活の多様化が進んでいる中、とても注目されている専門職です(免許取得条件や学内での選考があります)。

※カリキュラムの内容は入学年度によって変更になる場合もあります

1学年のカリキュラム

入学年度によって変更になる場合もあります。

各科目の詳細はこちら

科目名 関連記事 単位 授業形態 開講期 備考
必修 選択
公衆衛生学 2 講義 前期 社会福祉主任主事は3科目以上選択必修
生化学 2 講義 後期
臨床栄養学 2 講義 後期
解剖生理学Ⅰ 2 講義 前期
解剖生理学Ⅱ 2 講義 後期
食品学 2 講義 前期
食品衛生学 2 講義 後期
食品学実験 1 実験 後期
基礎栄養学 2 講義 前期 社会福祉主任主事は3科目以上選択必修
応用栄養学 2 講義 後期
栄養指導論I 2 講義 前期
給食管理論 2 講義 後期
調理学 2 講義 前期
給食管理・学内実習Ⅰ 1 実習 後期
調理実習I 2 実習 通年
調理科学実験(官能評価を含む)

1 実験 前期
栄養士活動論
2 講義 後期
食生活論 2 講義 前期
栄養教育論 2 講義 後期
食育論 2 講義 後期 特別学習Ⅰ 卒業単位に含まれない
フードマネジメント(食品安全性論) 2 講義 集中 特別学習Ⅲ 卒業単位に含まれない

2学年のカリキュラム

入学年度によって変更になる場合もあります。

各科目の詳細はこちら

科目名 関連記事 単位 授業形態 開講期 備考
必修 選択
社会福祉論 2 講義 後期 社会福祉主事任用資格は3科目以上選択必修
疾病と治療 2 講義 後期
解剖生理学実験 1 実験 後期
運動生理学 2 講義 前期
生化学実験 1 実験 前期
食品加工学(食品機能学を含む) 2 講義 前期
食品衛生学実験 1 実験 前期
応用栄養学実習

1 実習 後期
栄養指導論Ⅱ 2 講義 前期
公衆栄養学 2 講義 後期
臨床栄養学実習
1 実習 前期
栄養情報実習 1 実習 前期
給食管理・学外実習 1 実習 前期
給食管理・学内実習Ⅱ 1 実習 前期
調理実習Ⅱ 1 実習 前期
栄養カウンセリング論 1 講義 後期
食品加工学実習 1 実習 後期
特別研究
4 演習 通年
地域食生活論
2 講義 前期 特別学習Ⅱ 卒業単位に含まれない
栄養士実力養成講座 1 講義 後期 特別学習Ⅵ 卒業単位に含まれない

資格取得科目《教職科目 栄養教諭二種免許状》

※資格取得科目は卒業要件単位に含まれません

各科目の詳細はこちら  2年

科目名 関連記事 単位 授業形態 履修時期 備考
1前 1後 2前 2後
教職入門 2 講義
教育課程・教育の方法と技術 2 講義 (隔年開講)
生徒指導 1 講義 (隔年開講)
教育相談(栄養教諭) 1 講義
教職実践演習(栄養教諭) 2 演習
栄養教育実習事前事後指導 1 講義
栄養教育実習 1 実習
栄養教諭活動論 2 講義
特別支援教育入門 1 講義
道徳・特別活動・総合的な学習の時間 2 講義

池田 洋子 いけだ ようこ学位及び業績教授

「見えるものは見えないものでできている」東西世界遺産二題。2003年、昔仏教を学んでいた頃の憧れの地だったインドに滞在する機会に恵まれた。修道女になってから訪れる巡り合わせに不思議さを感じた。エローラ石窟群は5〜10世紀にかけて断崖を彫って造られたインド最古の仏教寺院群。自己の救済だけ追求する内向的な仏教から大衆を救うものに変化したとき、その石窟の様式は外部に開放的になった。瞑想のための空間であった石窟は不要になり、エローラは放棄された。しかし、石窟群の前に立てば当時の人々の熱い思いが伝わり、今でも瞑想そのものは経典と人々によって引き継がれている。一方、現在進行形の世界遺産がバルセロナのサグラダ・ファミリア教会である。若い頃訪れたことがあるが、近々やっと完成するらしい。1882年に着工以来、大勢の人々が関わり、日本人彫刻家も参画している。連綿と続く神への憧れが教会の形を成していく。

「私たちは、見えるものではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。」(Ⅱコリント4:18)学生の皆さん、カトリック短大での学びや体験を通して、「見えないもの」の世界に触れてください。あなたにはたくさんの可能性が秘められているのです。「見えるものが見えないものでできているのなら、わたしの心の奥底にも見知らぬことばが眠っているにちがいない。」担当科目は、「栄養士活動論」「地域食生活論」「キリスト教学Ⅰ・Ⅱ」「福祉学」です。

津田 和加子 つだ わかこ学位及び業績教授

桜の聖母短期大学の卒業生です。ここで出会ったキリスト教的価値観に衝撃を受けて、カトリックの洗礼を受け、その後、修道女になりました。
最近は、原発事故の影響で居住が困難になった地域の食文化を伝え継ぐための聞き書き調査を中心に活動しています。また、あまり特徴がないと言われている福島市周辺の郷土料理を探るために、旧家の江戸から明治期にかけての婚礼献立を調べています。
人は、料理を調えるときに食べてくれる人を思い浮かべます。食にかかわるすべての人が、食べる人の「美味しい!」という笑顔を願っています。栄養士の使命を「食べ物の命を、食べる人に伝えること」と考えて栄養士の養成にかかわっています。
担当する科目は、調理学、基礎栄養学、応用栄養学や栄養教諭関連科目、キリスト教学です。調理学や栄養学ではたくさんの専門用語が出てきますが、それをゴロ合わせで覚えてほしいとそのネタ作りに励んでいます。学生にも募集したところ「アスタキサンチン」というエビやカニの赤い色素名は「明日(あす)、滝(たき)さん家(ち)で蟹(かに)パーティー」。思わず「座布団一枚!」と叫びたくなりました。

土屋 久美 つちや くみ学位及び業績教授

今年度より、主に給食管理、調理学実習等を担当させていただきます。
子どもの頃に「栄養があるから食べなさい」と言われた経験を持っている人は多いことでしょう。栄養は単体で存在するものではなく、食品に含まれています。また、食品に含まれる栄養はそれぞれ違っています。人が成長し活動をして健康を維持していくために、食品を組み合わせて料理を作り、料理を揃えて献立(食事)を考えていきます。栄養士は日常の食という生活の営みを大切に真摯に考えていく仕事です。何よりもおいしく栄養バランスのとれた食事を食べることは人を幸せな気持ちにします。その資格が得られる学びを、これまでの栄養教諭としての実践を生かし、しっかり支えていきたいと思います。

畑 伸秀 はた のぶひで学位及び業績准教授

栄養士を目指すみなさんへ
私は「人体」の口から入る食べ物や飲み物が、体の中で、どのように消化・吸収・排出されるかを学ぶ科目を担当致します。
科目名は「解剖生理」、「運動生理」、「基礎栄養学」などです、その授業の中で「疑問」を持ってもらい、「あ!そうなんだあ!」と感じたりすることを学んでほしいと考えています。

幼稚園・保育所、小学校、中学校、高校、そして成人から高齢者へ「人体」は進化します。時間とともに人間も成長し、体力など衰える時を迎えます。
その成長の中でも疑問は沢山あると思います、例えばみなさんがお母様のお腹で命が生まれた時、「お腹の中では栄養はどこからくるの?」、「うぶ声とともに口から栄養を得るけど、いつからご飯を食べたの?」など。そして私たちは、「これからどのように成長していくの?」「遺伝子とはなに?」などなど「疑問」だらけですね。

この「疑問」を、この桜の聖母短期大学で、栄養士に必要な様々な科目と多くの人との出会いの中で、「人体から次の科目へ」を担当する私と一緒に学んでいきましょう。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

市川 優 いちかわ ゆう学位及び業績講師

生まれ育った東京からこちらにやってきて、福島の豊かな自然と農産物にとても感動しています。また、東北地域の郷土食・伝統食や食文化について学ぶ機会が増え、奥深い世界で日々生活できることが喜びになってきました。食物栄養専攻の学生たちには、食べること・料理することのどちらも好きで、その楽しさを周りの人に伝えられる魅力的な栄養士になってほしいです。私の担当する食品学・食品加工学・食品衛生学では、講義だけでなく実験・実習をとおして食品のおいしさや品質を確かめ、食品製造や管理していく過程を大切にしたいです。そして、実験や実習では教科書で気づかなかったことを体験的に学習できます。

自らの手で学びの幅を広げ、新しい発見や深い理解につなげられる2年間にしましょう。

齋藤 瑛介 さいとう ようすけ学位及び業績助教

近年、日本において、治療に食事療法が重要とされる代謝性疾患の患者の数は増大し続けています。一方で、食品加工技術の発展、外食・中食産業の発展やコンビニエンスストアの普及に伴い、料理をしなくても生活ができるような社会・環境になってきています。しかし、健康増進および食事療法のための栄養指導を実施する際、患者の食習慣を尊重し、外食・中食中心の食習慣をベースとしたアプローチでは、効果に大きな限界があります。したがって、習慣的に料理を行うように促すようなアプローチが、今後はより重要になると考えられます。私は学生に、料理や献立作成が好きな栄養士になって欲しいと思っています。「食事」を楽しみとしているヒトは沢山います。食べるだけでなく「食事を作る」ことも楽しみと思ってくれるヒトを、一人でも増やして欲しいと思っています。
最後に、「有志竟成」。常に志をもって生きていける人間、あきらめず意志を持ち続けられる人間になって欲しいと思っています。