2年生前期「臨床栄養学実習」が始まりました。初めての「流動食」づくりと患者体験


 食物栄養専攻2年生の「臨床栄養学実習」の授業が始まりました。半年間、病気の患者さんのための献立作成と調理を学びます。糖尿病、腎臓病、消化器疾患、術後、嚥下障害、食物アレルギーなど、様々な病態に合わせた食事・栄養管理ができるように、講義と実習を16回にわたって行います。

 最初の献立は、消化器疾患や普通の食事が摂れない患者に出す「流動食」でした。手作りの重湯、すまし汁、茶碗蒸し、にんじんとりんごのジュースです。昆布とかつおの出汁の取り方は、1年生の調理実習や調理科学実験で繰り返し学んできましたが、数名の班で共同作業をすることが多かったので、今回は各自で材料の割合や手順を調べ、計量し、自分自身のために調理しました。

 オプションで、にぼしの出汁の取り方も練習しました。にぼしは保育園でよく使われています。煮干しは乾煎りする方が美味しくなるので、学生たちは手間を惜しまず丁寧に作業していました。また、流動食のメニューではありませんが、栄養士として働く現場や子どもの食育のために身につけておいた方がよいことのひとつとして、鍋での炊飯の練習もしました。初めて鍋で炊くという学生が多く、うまく炊けなかった人もいましたが、出汁、茶わん蒸しと同様に、繰り返し家で練習し慣れていくことが課題です。
  

 また、ジューサーやフードプロセッサーをまだ操作したことがない学生も多いので、この実習では病院や施設でよく使う調理器具を全員が使うようにしています。今回は全員がジューサーの操作を体験しました。
時間と手間をかけて作った「流動食」を配膳し、最後は患者体験の時間です。長い間、絶食していて水しか飲めなかった患者さんが、久々に食べ物を口に入れることを想像しながら美味しくいただきました。