「食育論」国見町貝田フィールドワークで福島の食文化・郷土料理を学び伝えていく


 1年生の「食育論」では、福島県伊達郡国見町貝田地区でフィールドワークを行い、福島の食文化・郷土料理を体験しました。貝田は旧奥州街道の宿場町として、また養蚕業で栄えた町です。趣きのある養蚕住宅の佐野屋さんに特別に入らせていただき、古い囲炉裏や火鉢で暖まりながら、貝田の方々が蚕をお蚕様と呼んで大切にしていた暮らしや文化についてお話を聞きました。蚕用の床暖房も見学しました。


 佐野屋さんの敷地内の作業場では、きれいなオレンジ色の宝石のような「あんぽ柿」づくりの作業をしていました。福島の特産品で高級な加工フルーツ「あんぽ柿」ですが、この日のお昼に初めて食べた学生も多くいました。地元住民の方のご自宅の自家用菜園で大根掘りの体験もさせていただきました。雪の中から掘った大根は、冷たくてみずみずしくシャキシャキ!そして甘い!美味しくて感動しました。

 学生たちは、国見石のかまどと羽釜での炊飯体験をしました。貝田のお母さんたちは、郷土料理の凍み大根・凍み豆腐の煮物、ひきなもち、いもがら入り味噌汁、いかにんじん、お漬物などを準備して下さいました。みんなで交流をしながら和やかに、美味しくいただきました。

 最後に、今月オープンしたばかりの「あつかし歴史館」を訪問し、蚕の繭玉で今年の干支のにわとりづくり体験、勾玉づくり体験をしました。国見町・貝田の美味しい郷土料理、歴史、貝田の方たちのまごころ、、、たくさんの宝物に出会わせていただいた1日でした。2011年の原発事故以降、地域でのあんぽ柿づくりや凍み文化など、途絶えかけている福島の食文化や特産品があります。桜の聖母短大で学びながら栄養士、栄養教諭を目指す学生たちは、これから様々な形で、東北・福島・国見の素晴らしい文化を、こどもたちや全国の方々に伝えていく予定です。