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【フードサイエンティスト】食べ物のおいしさ/安全性/働きを調べる・確かめる


 食の専門家として、食品の味、色、香りに関連する食品成分を理解し、それらに影響を及ぼす要因を調整できる能力は、おいしくバランスの良い食事・献立を作る上で欠かせません。そして、食品そのものの安全はもちろんのこと、給食施設などの調理作業空間の安全を確保することは、栄養士の仕事の中でも非常に重要です。「食べ物と健康」の領域にある食品学と食品衛生学は、どちらも講義だけでなく実験を通して専門知識と技術を身につけていきます。2014~16年度の実験の様子をまとめた動画も併せてご覧ください。https://youtu.be/kYpjuTuHoUE

 


 食物栄養専攻の1年次後期に開講する食品学実験では、食品に含まれる成分の量・性質・構造を明らかにし、食品の化学的な理解を深めると同時に、食品分析のスキルを修得していきます。また、栄養士の必須アイテムである「食品成分表」のデータは、どのような分析を基に求められているかを知ることができます。さらに、トクホ(特定保健用食品)や機能性表示食品で注目されている新しい機能性成分についても取り上げていきます。

 

 

 2年次前期に開講する食品衛生学実験では、食品の安全性に対する知識と実践力を養うため、食品学実験より少しステップアップした化学実験や微生物実験を行います。揚げ物に使った油の劣化の度合い、漬け物に添加されている着色料、食器用スポンジに残る細菌など身近なサンプルから食の安全性を評価します。そして、安全の確保という点で課題となっている食品の放射能汚染については、γ線スペクトルメータを使って放射性物質を測定し、国の基準値に照らし合わせて確認するまでの一通りの操作を行っています。

 

 
 食品学実験と食品衛生学実験は、食物栄養専攻の2年間の学びで取得できる「フードサイエンティスト(食品科学教育協議会認定資格)」にも関係しています。食品企業などでの商品開発や品質管理、研究機関などでの成分分析や衛生検査において、食品学と食品衛生学の知識と技術は大いに活かされます。そして将来的には、多様な対象者・消費者のニーズに対応し、科学的な根拠に基づく確かな情報を提供・発信できる食のスペシャリストとして社会で活躍してもらいたいです!

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