全国トップクラスの教育(文科省採択プログラム)

過去の文科省連携事業

「大学生の就業力育成支援事業」に東北の短期大学で唯一採択されました

申請数441件の中から、短大は19件が採択されました。東北では唯一本校が選ばれました。

取組名称

就職できるコミュニケーション能力育成事業

平成23年度の「コミュニケーション能力育成支援事業」事業計画

5月

  • オリエンテーションキャンプ(移動バス代と施設借用)を実施
  • 新入生オリエンテーション「自己の探求」を実施
  • 新入生対象の導入教育として「基礎演習」を実施
  • 「キャリアデザインIA」・編入学希望者大学研究、就職希望者ダイバーシティー学習 を実施
  • 「現代社会論I」特別講師 依頼 2名(社会学研究者、保険会社研修会講師)
  • 進路ガイダンスを実施
  • 2年生BCSA「ビジネス・コミュニケーション・スキル診断テスト」実施
  • 合同企業説明会 学生参加者のためのバス借用
  • キャリアカウンセラー養成研修 教員1名参加

6月

  • 「現代社会論Ⅰ」特別講師 依頼 1名 (総合研究所研究員)
  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用
  • 「キャリアデザインIA」の一部として日本語検定試験対策講座開講(4回)
  • 1年生「日本語検定試験」第1回目 実施
  • 1年生対象の「インターンシップ」に向けた「事前指導」(指導研究のため本年度に限り「自己の探求」を導入)を実施

7月

  • 「キャリアデザインIA」就職試験・公務員試験・編入試験のための講座開講
  • 「現代社会論I」特別講師依頼 1名(経済学研究者)
  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用

8月

  • 「現代社会論I」特別講師依頼 1名(家族関係学研究者)
  • 他大学のGP取組を訪問調査・研究 4短期大学の訪問調査を実施する

9月

  • 「マインドマップ」フェロー・コーチ養成講座を受講
  • 1年生BCSA「ビジネス・コミュニケーション・スキル診断テスト」実施
  • 学生による社会体験型企画を実施
  • 地元企業との意見交換会の開催と訪問調査
  • 他大学のGP取組を訪問調査・研究 4短期大学の訪問調査を実施する

10月

  • 「キャリアデザインIB」編入希望者対象
  • 編入実績のある大学の教員講演会とリクルート編集者による講演
  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(こどもの貧困ネットワーク代表講師)
  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(こども権利センター代表講師)
  • 1年生対象の「インターンシップ」の「事後指導」
  • (指導研究のため本年度に限り「自己の探求」を導入)を実施
  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用
  • 日本語検定試験対策講座を開講

11月

  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(元世界銀行副総裁)
  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(医科大学教員講師)
  • 「キャリアデザインIB」就職試験・公務員試験・編入試験のための講座開講
  • 1年生「日本語検定試験」第2回目 実施

12月

  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(NPO法人主催者講師)
  • 「現代社会論Ⅱ」特別講師依頼 1名(女性企業家講師)
  • 在学生アンケート(2年生)実施
  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用 実施
  • 学生社会体験型企画の取材・指導依頼

1月

  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用 実施

2月

  • リーダーシッププランニング(移動バス代と施設借用)を実施
  • 在学生(1年生)アンケート、企業アンケート調査の実施
  • 学生による社会体験型企画のまとめ
  • 卒業生講話 講師依頼
  • 地元企業の事業主の講話 講師依頼
  • マナー講座 講師派遣依頼
  • 合同企業説明会 学生参加のためのバス借用 実施

3月

  • 就職結果を評価し、問題点を解明し改善策を立案

取組みによる目標達成

  1. リーダーシッププランニングに参加した学生たちが構成する委員会活動により、学生帰属意識の向上と学校行事へ積極的にかかわることで行動力が高められたことの評価として、次のポイントを設定する。
    1. 学生が各学校行事に積極的にかかわっている。
    2. 学生一人ひとりがPDCAサイクルによる主体的な自己管理ができている。
    3. 学生一人ひとりが自信を持っている。
    4. 自主的行動の態勢ができている。
  2. ビジネスコミュニケーション診断テスト(BCSAビクサ)は平均80%以上とする。80%以上が一般の企業で求められているスキルの値である。
  3. 現在の就職率96.4%から100%に、正規社員採用率を現行の75.3%から85%以上とすることを目標とする。
  4. 就業力アップの社会的評価による入学定員の確保、定員充足率100%以上の維持を目指す。

取組対象

全学

取り組み概要

本学は1955年に設置したカトリック教育に根差した女子教育の短期大学として、「かかわり」や「共に生きる」心を持つ人材育成を行ってきた。その成果は、金融・栄養士・保育士、公務員等、幅広い職業人を地域社会に送り出してきたが、現在の厳しい雇用情勢の中、従来の教育内容・支援体制では、学生の就業力は低下し、社会的・職業的自立が困難となることが予測される。本事業では平成22年度に学生の就業力向上として「社会人として必要な力」と実践的な「専門的知識」を自主的に習得できる体系的・組織的な支援体制構築のため「共通教育検討委員会」を設置した。(構成メンバーは、入試部長、教学部長、進路部長、編入学責任者、学務委員長)本事業の特色は、入学前から卒業まで、「共通教育」を中心とした以下の(1)~(6)までの各取組をPDCAサイクルに則って、地域社会・時代が求める人材の変化に柔軟に対応できる短期循環型就業力育成事業である。

入学前教育で自主性を培う

高校から大学への転換教育として、「新大学生のためのレポート教室」を、入学手続者を対象に全3回の構成で実施する。開講目的は、大学教育に必要な学習スキルを実践的に体感して学修に取組む自主性を培う。

初年次教育と短期循環型リーダー育成

1年次の2月に学生会や各実行委員会の新リーダーを対象にリーダーシッププランニング研修を実施。自主性とリーダーシップを学んだ新2年生は、翌年度の新入生宿泊研修の全てを企画・運営する。新入生はオリエンテーションセミナーで自己理解と他者理解、傾聴力を培い、宿泊研修(1泊2日)において2年生から大学生活のガイダンスを受ける。企画にかかわる学生は企画運営の力など社会的な即戦力を養うことができる。

共通教育における循環型キャリア教育

共通教育に新設する科目群「キャリアデザイン科目群」で自分の進路を自ら選ぶ力を付け、「ビジネススキル科目群」で実社会に役立つ知識を学ぶ。これらの科目群に評価と再構築を(2)初年次教育、(4)診断テスト、(5)企業等の意見を反映し、時代の変化に即した授業へと改善する。

外部診断テストで個性・能力把握と、キャリア教育へのフィードバックと進路指導への活用

1年次7月に診断テストを実施し、自らの能力を客観的に把握する。1年次後期で、キャリアデザインとビジネススキル科目群の授業でコミュニケーション力向上に向けて学修する。2年次4月に診断テストを再度受け、半年間の自己の成長、強み・弱みを正確に把握する。また、この診断結果を共通教育のキャリア・ビジネス科目群に反映させるほか、就職・編入学の指導においても活用する。

地元企業との連携による実務教育(専門知識)共通教育へのフィードバック

地元企業との連携により実務教育に対する企業ニーズの把握や卒業生へのアンケートによって「企業が求める力」を再検証し、本学の教育内容に反映させる。さらに、卒業生の講師招聘やボランティア活動(共通教育科目・全学生必修30時間)、インターンシップ、学外実習等による現場での学びにより実践的知識の浸透を図る。

キャリア相談室の充実と顧問教育との連携による進路支援

キャリア相談室(スタッフ3名)に新たにキャリアカウンセラーを配置し、スタッフおよび顧問教員との連携拡充を行い、今まで以上にきめ細やかな支援体制をする。

「就職できるコミュニケーション育成支援事業」の効果

本補助事業の効果は、社会で最も必要とされる「コミュニケーション能力(コミュニケーション力+行動力)」を備えた人材の育成を図ることである。
従来の本学における教育活動(人間教育としての教養教育重視と生涯学習への取組)に、本事業を加えることで、企業が求める人材を育てる。

  1. 誰とでもコミュニケーションできる。
  2. 少しぐらいのことではつぶれない。
  3. 自ら目標を定めることができる。
  4. 必要な時に必要なことを学ぶ習慣が育成される。

それは、「今すぐ就職できる力」だけではなく、「状況への適応力」や「将来もっと良い仕事につける力」が育成される。
特に、コミュニケーション能力は、初年次教育、導入教育として一体的に組み合わせた授業科目「基礎演習」や「リーダーシッププランニング」、「B&L委員会」等の活動で学生は体感しながら習得することができる。
特に、コミュニケーション能力の必要性は、サービス業はもとより、第一次産業・製造業におけるサービス経済化(製品そのものではなく付帯するサービスによる差別化)という産業経済の変化の中で、製品開発のアイデアをサービスの現場である、顧客・取引先との接触する場で得る、という動きや、新製品の開発スタイルの変化として、一人の天才が開発する「ノーベル型」・「エジソン型」から、様々なスタッフとのコミュニケーションの中から開発する「リナックス型」・「プロジェクト型」へと変化しているためである。そのため、企業が最も重要視する力である。
また、学生が自ら職業観・勤労観を明確にし、働く意欲を高める授業科目として、「現代社会論I・II」や「キャリアデザインIA・IB」を開講し、自分を取り巻く社会環境の理解、働く意義や意欲を養う、「インターンシップIA・B」や「社会体験科目群」により、職業意識と行動力を高めることができる。
さらに、学生は自分のキャリアを「ワークキャリア」にとどまらず「ライフキャリア」の視点でキャリアを構築する力が育成される。
特に、外部診断テストを導入することで、コミュニケーション力という客観的評価が困難な分野を数値化することができる点にある。