こども保育コース(学科紹介)

 親と子の広場「さくらっこ」は、地域の子育て支援広場として親子のために開放された集いの場です。本学学生はこの広場にいつでも参加でき、こどもと遊んだり、観察したり、子育ての話を保護者から聞いたりすることで日々実践から学ぶことができます。
 体験したことを保育者や友人と話し合いながら、その日のうちに振り返ります。学びの視点は科目毎に様々。多角的に保育を捉えながら、省察※的な学びが繰り広げられています。
※省察…振り返り、考えること

 「親と子の広場」では授業で学んだことを実践し、座学だけでは学ぶことのできないこどもの理解が深まります。また、こどもへの関わり方、年齢ごとの育ち方の違いなど、多くの発見や気づきを得られます。絵本の読み聞かせや、安全に遊べる環境の作り方などを実践的に学び、自信を持って実習に挑むことができました。

2年 野村 珠花 (私)桜の聖母学院高等学校出身

身体表現・造形表現

 1学年50名が授業内容に応じ、5名1グループでディスカッションをしたり、25名1グループで劇を作ったり、フレキシブルに構成を変えて授業を展開します。現在、保育現場で求められている能力は、協働性やコミュニケーション力です。これらの力は様々な授業形態の中で、対話を深めながら身についていきます。
 今、どのような保育が求められているかにアンテナを張りながら、授業を見直し、全教員で学生一人ひとりの個性や希望、夢を理解し、将来の夢実現に向けてサポートしていきます。

音楽表現

先生と対話をしながら、こどもの歌や表現に活用できる曲を学びます。1対1の個人レッスンなので、ピアノが苦手な人の不安も解消されます。

 こども保育コースの特徴は、少人数制で先生と学生一人ひとりの距離が近いことです。「保育基礎演習」や「体育技術」などの授業を通して、自分に対する考えを深めることができます。また、個性豊かな先生方が私たちの考えを尊重し、サポートしてくださいます。

2年 稲田 こゆき 岩手県立久慈高等学校出身


公務員(保育職)対策過去5年実績 公務員22名/編入学6名合格!

 地方自治体の保育所や幼稚園、施設への就職を希望する学生に公務員試験の対策を実施。過去問題を解きながら疑問や不安を徹底的になくし、面接や実技試験の対策も繰り返し行います。

四年制大学への編入学対策

 四年制大学の3年次に編入学し、幼稚園教諭一種免許状取得や小学校教員免許状取得を目指す方には、編入学試験に必要な小論文や英語などの試験対策を指導します。

幼稚園・保育所などの児童福祉施設への就職対策

 保育者の活躍の場は多様です。その中から学生の個性や意志を見極め、希望を叶えられるよう支援します。また、園見学や履歴書の書き方など細かく丁寧に指導します。

 1年次は出題傾向の高い問題を何パターンも解き、2年次は実習の合間等の時間をうまく使って専門分野の試験対策に力を入れました。実習との両立は大変ではありましたが、先生方のポイントを絞った試験対策や、キャリア支援センターによるサポートのおかげで、数少ない合格枠を勝ち取ることができました。

2018年3月卒業 杉本 怜菜 福島県立福島西高等学校出身


保育士資格 ※幼稚園教諭二種免許 ※ビジネス実務士社会福祉主事任用資格
※両方の資格・免許を取得することで、「保育教諭」という幼稚園と保育所の機能を併せた「認定こども園」に求められる職務に対応できます。

ピアヘルパー幼児体育指導者検定 2級
※「幼児体育指導者」とは、幼児期のこどもたちに体育のおもしろさや素晴らしさ、からだを動かすことの
楽しさを伝える指導者で、こどもたちへの「運動あそびの指導レベル」を認定する検定です。

★本学は福島県内の短大・大学で唯一、取得のための認定校です

※カリキュラムの内容は入学年度によって変更になる場合もあります

1学年のカリキュラム

各科目の詳細はこちら

科目名 関連記事 単位 授業形態 開講期 備考
必修 選択
保育原理     2 講義 前期 社会福祉主事任用資格は3科目以上選択必修
教職入門     2 講義 後期
保育課程論     2 講義 後期
こども家庭福祉     2 講義 後期 社会福祉主事任用資格は3科目以上選択必修
保育基礎演習     2 演習 前期
保育内容総論     1 演習 前期
保育内容演習(人間関係)     1 演習 前期
保育内容演習(言葉)     1 演習 前期
保育内容演習(表現)     1 演習 前期
保育内容演習Ⅱ(表現)     1 演習 前期
保育内容演習(健康)     1 演習 後期
保育内容演習(環境)     1 演習 後期
保育表現技術(音楽表現)     1 演習 前期
保育表現技術Ⅱ(音楽表現)     1 演習 前期
保育表現技術Ⅲ(音楽表現)     1 演習 後期
保育表現技術Ⅳ(音楽表現)     1 演習 後期
保育表現技術(造形表現)     1 演習 後期
保育表現技術(言葉)     1 演習 後期
こどもとことば     1 演習 前期
障がい児保育     2 演習 後期
乳幼児と共に     2 演習 後期
こどもの保健Ⅰ     2 講義 後期
保育実習指導Ⅰ   2 演習 通年
保育実習Ⅰ(保育所)     2 実習 後期
保育表現技術(身体表現)     1 演習 前期
保育表現技術Ⅱ(身体表現)     1 演習 前期
保育表現技術Ⅲ(身体表現)     1 演習 後期
保育表現技術Ⅳ(身体表現)     1 演習 後期
こどもと絵本     2 演習 後期

2学年のカリキュラム

各科目の詳細はこちら

科目名 関連記事 単位 授業形態 開講期 備考
必修 選択
生活福祉論   2 講義 前期
相談援助   1 演習 後期
子育て支援論   2 講義 後期
保育相談支援   1 演習 後期
幼児理解の理論と方法   2 講義 前期
こどもの保健Ⅱ   2 講義 前期
こどもの保健(演習)Ⅰ   1 演習 前期
こどもの保健(演習)Ⅱ   1 演習 前期
社会的養護   2 講義 前期
社会的養護内容   1 演習 後期
保育実習指導Ⅱ   1 演習 通年 保育士はⅡ・Ⅲいずれか選択
保育実習指導Ⅲ   1 演習 通年
保育実習Ⅰ(施設)   2 実習 前期
保育実習Ⅱ 2 実習 前期 保育士はⅡ・Ⅲいずれか選択
保育実習Ⅲ   2 実習 前期
保育・教職実践演習(幼稚園) 2 演習 後期
児童と共に   2 講義 前期 ピアヘルパーは必修
こどもの食と栄養   2 演習 後期
こどもと生活   2 演習 後期
こどもと算数   1 演習 後期
保育表現技術Ⅴ(音楽表現)   1 演習 前期
保育表現技術Ⅵ(音楽表現)   1 演習 後期
保育表現技術Ⅱ(造形表現)   1 演習 後期
保育表現技術Ⅱ(言葉)   1 演習 後期
保育相談実践演習   1 演習 後期
保育内容演習(総合)   2 演習 後期 芸術表現発表会を含む
特別研究  4 演習 通年

資格取得科目《教職科目 幼稚園教諭二種免許状》

※資格取得科目は卒業要件単位に含まれません

各科目の詳細はこちら 1年 2年

科目名 関連
記事
単位 授業
形態
履修時期 備考
1前 1後 2前 2後
教育方法論(幼稚園) 2 講義        
教育相談(幼稚園)   2 講義        
幼稚園教育実習事前事後指導   1 実習  
幼稚園教育実習Ⅰ 1 実習        
幼稚園教育実習Ⅱ   3 実習        


狩野 奈緒子 かのう なおこ学位及び業績教授

社会人としてのスタートは、養護学校の教員でした。障がいをもつ子どもたちや保護者の方との出会いは、これまでの私を支えてきました。専業主婦としての子育ての後、大学院に入ってもう一度始めたのが、「ことばの相談員」の仕事でした。この10年間、発達につまづきや障がいのある子どもたちの育ちをどのように支えていったらよいかを、保護者の皆さん、保育所や施設、幼稚園や学校の先生方と、一緒に考える仕事をしてきました。
 
子どもは、共に過ごす人との関係の中で育ちます。授業では「こどもとことば」や「保育内容言葉」「障害児保育」などで、子どもの育ちについてコミュニケーションや親子関係の視点からも学んでいきたいと思います。「ことば」は人と人をつなぐものですが、子どもの表現する「ことば」は様々です。子どもに寄り添い、子どもの気持ちを受け止めながら支えていける保育者をめざして、一緒に学びを深めていきましょう。

坂本 真一 さかもと しんいち学位及び業績教授

大学では社会福祉について学び、卒業後は児童養護施設(保護者がいない児童や虐待を受けた児童などが生活する児童福祉施設)に勤務しました。その後さらに研究を深め、青森県の短大で7年間教え、桜の聖母短期大学には2007年4月から勤務し、「こども家庭福祉」や「生活福祉論」等の社会福祉関係の科目を担当しています。
 
「こども家庭福祉」は保育士資格取得のための科目ですが、毎年初回の授業では次のような話をします。…保育士というと保育所(園)の先生というイメージが強いのではないかと思います。確かに保育士の多くは保育所(園)で活躍している人たちが多く、保育士資格を取得した皆さんの先輩方の多くは保育所(園)で活躍しています。しかし、保育士は保育所(園)のみで活躍しているわけではありません。少し難しい話をしますと、保育所とは児童福祉施設です。児童福祉施設には、保育所の他に児童養護施設や知的障がい児施設など、様々な施設があり、保育士は様々な児童福祉施設で活躍しているのです。…
 
どのような児童福祉施設があるのか、そこで保育士はどのように活躍しているのか、また保育士以外の専門職にはどのようなものがあるのか、一緒に学んでみませんか?

堺 秋彦 さかい あきひこ学位及び業績教授

「せんせい!!みてみて!」、「せんせい!!あのね!」と笑顔いっぱいに話しかけてくるこどもは天真爛漫そのものです。私は21年間、幼稚園でこどもと生活を共にしこどもの笑顔を見るたびに喜びを感じました。そして、「こどもの笑顔を守ることこそが保育者の務め」であると強く感じています。しかし残念なことに、初心を忘れ、「保育者の都合」で保育をする保育者が多くなってきているのが現状です。
 
私は「こどものために」ということをどのように具体的に示していけるかを、「こどもの発達」に視点をあて研究をしながら、「初心を忘れず謙虚な保育者」の育成を目指しています。日々の生活の中で苦しいこと、悲しいこと、辛いことを自らの力で乗り越え「苦」を「楽」に変え、笑顔でいれるそんなこどもの育成を目指す方、ぜひ桜の聖母短期大学においでください。あなたに会えるのを楽しみにしています。

絹川 文仁 きぬかわ ふみひと学位及び業績准教授

僭越ながら、私の考えを少々述べます。
物事を白黒はっきりさせることは、とてもすっきりしていいですね。が、危険な部分も少なからずあると言わざるをえません。
というのも、社会には白黒はっきりしないものが意外なほど多く、曖昧な色合いや複雑な意味合いでしか理解、説明できないものが結構あるからです。白か黒かでしかないようでいても、見方によってはピンクの場合もあるのです。時には複数の色がごちゃごちゃ混ざっていたり、時間の経過と共に色合いが変化して見えてくる等々、社会に関わりを持てば持つほど、事はそう単純ではないことに少々うんざりしながら気づかされます。
そこで申し上げたいのですが、生きるために必要不可欠である社会というものは、実は相当厄介であり、その中を辛うじて生き抜いていく上での手がかりを得ようとした場合、好むと好まざるとに関わらず、このような問題意識を常備していくことによってのみ、やっとこさ何かが浮かんでくるのであろうと、私は自身の経験から考えます。
学生の皆さんも、例えば友人関係や恋愛問題で悩んだ時、似たような考えや思いを嫌々ながらでも気づかされてきたのではないでしょうか。
一方、このような問題意識を保有する事は別な意味で厄介で、知識の蓄えのみならず、苦楽を伴った経験、根気と妥協、そしてそれら全てを支える体力も要求されること屡なのです。そして、凡人の私には更に困ったことに、こういった話と「人生の生きがい、やりがい」は、切っても切れない関係らしいのです。
社会で生きていくことは本当に大変なことですが、社会を生き抜くための訓練の場として短大や大学をはじめ諸々の学校があるのだ、と私は考えます。

奥田 美由紀 おくだ みゆき学位及び業績講師

幼児期に育てておきたいものは、何でしょう。私は、意欲・自主性・思いやりだと考えます。では、どうしたら育つのでしょう。それにはまず、溢れるまで愛を注ぐことが大切です。愛された子どもは自己肯定感が高まり、人を信頼し、外界に目を向けます。そして、身近な環境に興味や関心を持ち、自発的に働きかけ始めます。そこで身体感覚を伴う多様な体験を積み重ねる中で、豊かな感性とともに、好奇心、探究心、思考力が養われていきます。
 
そこには、感性豊かな、好奇心に満ち溢れた保育者の存在が欠かせません。生き生きとした保育者の生きる姿が子ども達を導きます。保育者は、この時こそ保育者の出番という時に、先生の価値観、生き様をしっかり出し、生活の中で総合的に子どもを育てていきます。子ども主体の生活を支える保育者の存在、かかわり方について、具体的に学びましょう。

山下 敦子 やました あつこ学位及び業績講師

私は看護師、保健師の資格を持ち、これまで、市町村の保健師として、また地域包括支援センターの保健師として、生活の場である地域のなかで、住民の支援や健康づくりなどの保健活動を行ってきました。
本学では、主に子どもの保健や健康についての授業を、担当しております。講義だけでなく、実際に応急処置の仕方や子どもの体調の観察方法、抱っこやおんぶの仕方など演習科目も担当しております。また、「乳幼児と共に」、「児童と共に」の講義を通じて子どもたちの発達の過程から子どもの見方を学んでいきます。
子どもたち一人一人が、この世界にたった一人しかいないかけがいのない大切な存在です。自分を大事にすること、そしてほかの人も同じように大切にできるようになって欲しいと心から願っています。子どもたちの育ち、そしてその家族を応援できるように、皆さんとともに学びを深めていきましょう。

齋藤 美智子 さいとう みちこ講師

「保育」はこんなに面白いもの。子どもはすごい存在。「保育」の魅力につき動かされながら、長く保育現場で保育者として働いてきました。
保育者として成長させてくれたのは、同僚たちであり、出会った保護者の皆さんでした。そして、もちろん子どもたちです。まさに、人と人との関係性の発達の中でこそ保育実践も豊かになることを実感しています。
大学院で保育実践についての研究を深める機会を経て、未来の保育者である学生の皆さんに、保育の面白さを伝えたいと思います。授業では、保育内容総論をはじめ、保育者になるための必修科目を担当します。
園長職、地域子育て支援センター職員の経験も活かしながら、子どもが育つ環境について広く学び、保育者としての専門性を一緒に深めていきましょう。

長谷川 美香 はせがわ みか学位及び業績助教

これまで、子育てに悩む保護者(特に母親)の姿をみてきた経験から、保護者支援の重要性を感じてきました。子どもや保護者を取り巻く環境の変化、女性の生き方の多様化などにより、子育てに悩む保護者が増えています。
 
例えば、子育ての知識が全く無いままに親となる人が多いこと、母親に子育ての負担が重くのしかかっている現状、母子家庭の貧困化、待機児童問題などを、皆さんも耳にしたことがあるのではないかと思います。
 
保育者は、子どもは勿論、保護者の気持ちにも寄り添い、支える役割も担っています。自分だったら問題をどう捉えるか、どういった関わり方をするか…などを考えたり、仲間と話し合う中で、保育者として必要なスキルを身につけていきましょう。桜の聖母でお待ちしています。