農業従事者を応援!!「ふくしま市6次化学習塾(応用コース)」開講


 食物栄養専攻は、畑と食卓をつなぐ栄養士や食に関わる専門家を目指して専門知識や技術を身に付ける中で、地域と連携し、生産者の方たちと関わる機会が多くあります。また、これまで企業や地域とコラボレーションして様々な商品開発を行ってきました。特に、福島での生産が盛んな果実や野菜をメインにしたメニューやレシピを数多く提案しています。その実績とノウハウを評価していただき、昨年度、福島市長より「ふくしま市6次化アドバイザー」に生活科学科が任命され、農業者の方への商品改良の助言・指導を行いました。

 ところで「6次産業化(6次化)」とはどういうものかご存知ですか。地域創生の取り組みの一環で国や地方自治体が支援を進めているため、すでに馴染みがある方もいらっしゃるでしょう。6次化というのは、農林漁業者が農産品などの生産物の元から持っている価値をさらに高め、それにより農林漁業者の収入を向上させていくことを指しています。農畜産・水産物の生産(1次産業)だけでなく、加工食品の製造(2次産業)、流通販売(3次産業)にも携わることにより農林水産業を活性化させ、地域の経済を豊かにすることが目的となっています。これらを掛け合わせ、1×2×3=「6」次産業と呼ばれます。
 2017年3月に、生活科学科食物栄養専攻の食品加工の担当教員が講師として、本学の調理実習室にて「ふくしま市6次化学習塾(応用コース)」を実施しました。ご来学いただいた農家の方たちからは、農産物への愛情や、福島の農産物のおいしさをもっと多くの人に知ってほしいという気勢を感じました。また、収穫等の繁忙期の合間を縫って熱心に取り組まれている中で、どうしたら商品の魅力を引き出せるのかを考え、素材の良さを活かす加工法を模索しながら試行錯誤されていることが分かりました。

 このような機会をいただいたことで、福島の農業に携わる方たちの気持ちに寄り添える人材を育てていくことへの思いを新たにしました。そして、今年度も引き続き農業に従事されている方たちを対象に、商品改良のアドバイスを行っていく予定です!この活動が、福島の農業の復興と支援に少しでも寄与できれば幸いです。