食物栄養専攻2年生 食べてもらう人のことを想う~今日の臨床栄養学実習~


今日の臨床栄養学実習

 
 臨床栄養学実習における調理実習は他の調理実習とは少し違います。献立(使用する食材とその量)は提示されますが、作り方は自分たちで考えます。したがって、1食の摂取エネルギーと栄養素量はほぼ一緒にもかかわらず、班によって味・見た目が違う食事が出来上がります。
 

<臨床栄養学実習の目的>
1. 食べる人(患者)のことを想いながら(考えながら)調理する。
2. 献立通りの料理(成分)が器に盛られるように考えながら調理する。
料理をする時に一番大事な事は「食べてもらう人のことを想う=愛」ですね。今日の臨床栄養学実習は下記の人のことを想いながら(考えながら)料理してもらいました。
 

<今日の患者さん(想像上の人物です)>

 69歳・男性、身長:165cm、体重:75kg(20歳時:56kg)、BMI:27.5、高血圧症(65歳から)
60歳まで小学校教員。定年後の運動習慣なし。食事は3食妻が作った食事を食べている。週に3日ほど昼食は外食する。体重が増加していることは気になっているが、食事量を減らすなどの減量を行ったことはない。身体活動は自立しているが、2年前の骨折を機に長時間の歩行が困難。

 

<今日の実習献立>

食種:減塩常食1800 kcalの昼食
・エネルギー:722 kcal ・タンパク質:28.5 g
・脂質:18.6g ・食塩相当量:2.3 g

 

<今日の実習で学んだ事・感想を紹介>

● 同じ塩分量でも調理法によって感じる味の濃さが変わることに驚いた。
● 鶏肉を食べやすいように一口大にしたが、今日の患者さんのことを考えると、もう少し大きくして食べごたえ良くしても大丈夫だと思った。
● 主菜の野菜を全部ソースに入れて食べやすかったが、料理の見栄えは良くなかった。
● トマトソースに野菜を入れてしまったので、野菜がべちゃべちゃしてしまった。シャキシャキの野菜も欲しかった。
● キャベツを生で付け合わせにして見栄えは良かった(写真参照)。しかしボリウムが多く残してしまった。ロールキャベツ風にしたり、付け合わせの野菜が残飯にならないような工夫を考える必要がある。食べやすさと見た目を考える必要がある。
● 付け合わせの野菜を茹でたため、ボリウムが少なく全部食べる事が出来た。
● 作り方がないと難しい。
● 他の班の料理がすごく美味しかった。
● 患者さんの娘の目線で気持ちを込めて作りました。
● 肉が少ない、もっと増やして!そして野菜が多すぎ!
● メニューを変えて欲しい。

入院患者さんの気持ちをよく知ることが出来た実習でした。