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【食物栄養専攻】「食と健康セミナー:スポーツ選手の栄養摂取~サプリメントの利用について」を開催しました!


 近年、オリンピックをはじめさまざまなアスリートを支える業界で注目される「スポーツ栄養」に関する講演会を実施しました。この講演では、アスリートにとって重要度が高く、一般消費者向けにも市場規模が拡大し続けているサプリメントと保健機能食品の利用についても解説がありました。食物栄養専攻では、このような講演会や授業などを通して、NR・サプリメントアドバイザー*(日本臨床栄養協会認定)の受験資格取得ための支援を行っています。
 スポーツ栄養とサプリメントに関する知識をより深めるための研修会として、“スポーツ選手の栄養摂取~サプリメントの利用について”をテーマに、坂元美子先生(神戸女子大学准教授)を講師に迎え、Zoom を使った同期型の講義形式で、本学会場とオンライン参加者を合せて 45 名が視聴しました。本セミナーには、食物栄養専攻の 1、2 年生だけでなく、卒業生、生涯学習センターの受講生も参加しました。

 管理栄養士やスポーツ栄養アドバイザー資格をお持ちで、プロサッカー、プロ野球、高校運動部などで栄養指導に携わっている坂元先生のお話は、学生たちにとって興味深く、サプリメントとドーピングの関係性など多岐に渡った話題で講演後の振り返りレポートでも充実した内容であったことがうかがえました。学生たちのレポートの一部を下記で紹介いたします。
 
 一般消費者が目的とする疾病予防や健康増進だけでなく、プロアスリート、女性アスリートあるいは高校運動部選手の視点でサプリメントを活用することの意義をよく考え、サプリメントに対する正しい知識を得たことで、偏ったイメージを持っていた学生たちはそれを払拭する貴重な機会になったのではないかと感じます。
 
*NR・サプリメントアドバイザーとは、消費者に対して保健機能食品やサプリメントについて、専門的観点から個々の栄養状態を評価し、適切にアドバイスができる人として日本臨床栄養協会が認定する資格です。
 
<受講した学生のレポート抜粋>
•スポーツ栄養学は普通の栄養学と違ってとても難しい内容だと思っていましたが、意外と私たちの身近なもので、運動量や運動内容によって、栄養バランスを細かく考える必要があることをはじめて知ることができました。
•栄養素の中でも炭水化物は特に重要で炭水化物を抜いてしまうと、脂質は減らず、タンパク質がエネルギー源として使われ、筋肉と共に減ってしまうことなどのリスクや女性の生理と運動の関係について興味を持ちました。
•以前、他の授業課題で、女性アスリートの三主徴について調べたことがあります。今まで、女性アスリートに注目したことがありませんでしたが、実際に調べてみて、問題が深刻な状況だと分かりました。
•今までサプリメントは体を支えてくれる凄いものだと過信していましたが、効果があまりないことを初めて知りました。やはり、サプリメントではなく、食事をしっかり摂取して、改善していかないとダメだなと思いました。
•今回のセミナーを受けて、サプリメントの利用に当たって一度に何種類ものサプリメントを飲む方がいるが、何種類ものサプリメントを服用することに対して、安全性や効果に影響はないのかと不安に思った。
•プロ選手のドーピング検査がのど飴や目薬で検査に引っかかってしまう、あまりの厳しさに驚いた。飴玉ひとつで引っ掛かってしまうのならサプリメントはたしかに飲まないなと感じた。
•スポーツとサプリメントにどのような関係があるのかとても興味があったので今回の講演は本当にためになりました。特にサプリメントは食事では摂取できない栄養素を補給するためのもので、減量にも使われていることを初めて知りました。
 
•サプリメント全てが競技の結果に結びつくものではないので、サプリメントを飲み続けるかどうかは気持ちの持ちようが難しいなと思いました。実際にどのようなサプリメントにどんな効果があるのかもっと詳しく知りたいです。
•アスリートに求められる力は、免疫力、瞬発力、持久力、集中力、判断力、精神力であり、トレーニングに必要なエネルギーは炭水化物でとり、3 回の食事と補食で必要量のタンパク質をとることも大事だと分かりました。
•骨折や疲労骨折は成長に必要な栄養素の摂取が出来ていないことや、激しいトレーニングによって同じ場所に衝撃が加わると聞きとても勉強になりました。

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