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宮下孝之駐ルワンダ大使の講話~アフリカの奇跡とは~


 1月29日(火)駐ルワンダ日本国特命全権大使 宮下 孝之氏をお迎えして、ルワンダについての講話を頂きと学生との交流会を開催させていただきました。
 これは本学に留学経験があり、またご息女も本学の学生だったというご縁があるNPO法人ルワンダの教育を考える会 理事長 永遠瑠マリールイズ氏からのご紹介によるものです。
 ルワンダ共和国は東アフリカに位置し、面積は日本の四国の1.5倍、人口は1,200万人の国です。「千の丘の国」とも呼ばれる緑豊かな内陸国ですが、民族対立により1994年にルワンダ虐殺の悲劇が起こりました。マリールイズ氏はその時に家族と共に日本へ避難された中のお一人です。

    *宮下大使とマリールイズ氏               *ルワンダの位置       
 宮下大使からは、ルワンダについて地図上の位置、歴史、現状について解りやすく説明いただきました。ルワンダは、現在「アフリカの奇跡」とも称される経済成長を遂げています。しかしそれは経済に関してだけではなく、100万人とも言われるジェノサイドが起こった内戦という悲劇から国内での和解・融和が進んでいる奇跡でもあるとのお話でした。その歩みはとても学ぶべきところが多い内容でした。
 また学生との交流会が、本学の2年生8名と社会人学生1名の計9名で行われました。
 学生からは「ルワンダの図書館事情は?」「ルワンダでの『FUKUSHIMA』のイメージは?」など学びと結びついた質問が出て、宮下大使やマリールイズ氏から丁寧にお答えいただきました。またルワンダでは、女性の社会進出が進んでいて、国会議員の約6割が女性、さらに日本でいう大臣職も約半数が女性だという話には、参加者全員が驚きました。
そして4月から新社会人になる学生たちには「世界の動きと普段の生活は、実は密接につながっています。例えば身近なことでは、飲食物の値段などにも反映していますので、一人の社会人として常に意識してみてください。」とお言葉いただきました。

 今回遠いアフリカのルワンダ(日本からは約24時間かかるそうです)の話を直に伺う貴重な機会を頂きました、学生たちにとっても視野が広がる学びになったと思います。

 お忙しい中、ご足労頂きました宮下大使、このような機会を頂きましたマリールイズさんに心より感謝申し上げます。

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