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お知らせ

傾聴ボランティア養成講座(第3講) 「寄り添う:不安に揺れる心に不安の灯りを」 ~精神科医から学ぶ~

傾聴ボランティア養成講座の第3講は、福島県立医科大学名誉教授であり、精神科医としても介護老人保健施設ケアフォーラムあづま施設長としてもご活躍されている香山雪彦先生に、「寄り添うとは何か」についてご講義いただきました。

講義は、寄り添うことがより重要視されるようになった現代の社会背景から始まりました。家族と地域共同体の崩壊の影響は、家族システムの内で最も弱い人(特に子ども)に現れ、不安が思春期に吹き出してしまうというのです。

先生が強調されていたのは、心の傷を癒せるのは「物語の共有」ということです。自分の抱えているものを物語の言葉にして外に出すためには、その一方でその物語を受け止めてくれる存在が重要です。それこそが傾聴ボランティアの役割なのです。

さらに先生は臨床医としての経験を交えて、共依存に陥らないような寄り添い方についても話してくださいました。

講義後半は、質問タイムでした。受講生のどんな内容の質問にも一人ずつ、丁寧に対応していただきました。それぞれの質問に、これまでの研究と精神科医としての経験や立場から実例を挙げながら答えをいただける貴重な時間となりました。

さて、次回からはロールプレイの演習です。
第1講~第3講の学びを、今度は実際に「傾聴演習」に生かしていきましょう。

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