MENU
  • 資料請求
  • オープンキャンパス

食物栄養専攻~栄養士活動論(その3)※~行政で働く先輩栄養士の講演~


 食物栄養専攻1年の「栄養士活動論」では、栄養士の社会的役割と多彩な業務について理解を深めながら、食の「開発」「演出」「運営」のクリエーターであるフードコーディネーター3級の資格取得に必要な知識と技能を身につけます。

 栄養士が活躍する職場としては、病院、高齢者施設、学校、保育園、などが代表的ですが、地域住民の健康保持や増進を担っている保健所や市町村保健センターにおいても、栄養や食事の面から健康保持・増進を支える役目の栄養士(行政栄養士)が活躍しています。今回は、福島市保健所に勤務する先輩栄養士(本学の卒業生)をお招きして、実際のお仕事内容についてご講演いただきました。先に述べたように、「代表的な職場」とは異なる働き方であることから、学生たちも、どのような業務を行っているのか、について最初はなかなかイメージしにくかったようですが、先輩のわかりやすいお話や資料を通じて、行政栄養士はさまざまな法律や計画を背景として、地域における栄養管理・栄養教育を担う、言い換えれば地域住民の「いのち」と健康を守るというとても大切な業務を行っているのだということをしっかりと学びました。また、「代表的な職場」での業務と異なり、いわゆる「料理」に携わることはほとんどない、という点に新鮮な驚きを持った学生も居たようです。
 行政栄養士として勤務するためには、公務員採用試験に合格する必要があり、「代表的な職場」での勤務よりも狭き門となりますが、本学の卒業生の中からも実際に行政栄養士として活躍している先輩がいるということを知り、特に、公務員志望の学生にとっては刺激となったようですし、栄養士としての働き方が非常に多彩であることを改めて知れたことは、その他の進路を選択する学生にとってもプラスになったことと思います。ご多用のところ、後輩たちのためにご講演いただけましたこと、改めて感謝申し上げます。
 本専攻では、通常の座学や実習以外にも、このような形で先輩栄養士との交流を行う機会を多く設け、栄養士としての働き方には多様性があることを理解し、実際に社会で活躍するイメージを掴んで学びに活かしていけるように努めています。
 
※本科目は、2022年度から「フードコーディネート論I」と改称します。食物栄養専攻における栄養士取得に必要な科目に加え、「フードコーディネート論I」「フードコーディネート論II」を履修することで、フードサイエンティスト3級の資格を取得することができます。

©Sakura no Seibo Junior College. All Rights Reserved.