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今年度からの新しい授業「こどもと健康」 ~こども保育コース 1年生~


 新課程になって新たに開設した授業「こどもと健康」。健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活を作り出す力を養う領域「健康」の指導の基盤となる知識、技能を身に付けるための授業です。具体的には、「幼児の心身の発達、基本的生活習慣、安全な生活、運動発達等において幼児期には大人と違った特徴や意義がある」ことを踏まえ、その相違が指導法にも関連していることについて学びます。

 この日は、食に視点を当て、「こどもの好き嫌い」をテーマにし、「自分が保育者だったら、どのような指導、援助をするか」といった内容で、自分の考えをまとめてから、その内容を、グループに分かれ、各自の指導方法や援助の仕方について意見を出し合い、多角的な視点で、指導方法や援助の仕方について討議しました。
 事例内容は、

 グループで給食を食べていたA児。この日の給食は、2種類の方法で調理された「にんじん」が入っていた。
 一つは、「花型にくりぬいて茹でたにんじん」で、もう一つは、「にんじんやブロッコリー等の野菜をマヨネーズであえたサラダ」であった。A児は、「にんじんやブロッコリー等の野菜をマヨネーズであえたサラダ」は食べたが、「花型にくりぬいて茹でたにんじん」を残していた。保育者が、「A児君、サラダのにんじんは食べたのに、何で花型のにんじんは食べないの?」と聞くと、A児は、「違うもん・・・」と言った。

といったものでした。

 各グループから、「なぜ食べれないのか、理由を聞いてから、少しでも食べる様に促す」や、「細かくして食べやすい様にしてあげる」、「にんじんを育てて、興味を持たせる」、「栄養や食の大切さをこども達に伝え、食べれそうであれば少し食べれるように促すが、食べれなければ無理には食べさせない」、「マヨネーズを付けてあげる」等の意見が出ました。どのグループも、こどもの立場やこどもの思いに寄り添った意見でした。

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