【キャリア教養学科】アカデミックスキルズ I(ぐるぐる)
― 経済の動きを探る統計分析のあれこれ ―
今回の「アカデミックスキルズ」の「ぐるぐる学習」は、和田先生の授業「経済の動きを探る統計分析のあれこれ」を取り上げてみます。まず、相関係数についての説明がありました。相関係数とは、2つの変数間の相関性を示す係数のことで、高校で学んだ数学Ⅰの単元「統計」で出てきたので、なんとなくは覚えていましたが、実際に関数を使って計算するのは初めてでした。練習問題では、福島県の所得と消費支出に相関性があるのか関数を使って検証する内容でした。所得が増えれば、買物をする金額も増えていくと思われるので、所得と消費支出には正の相関性があると考えられますが、和田先生の説明によると、相関係数を使って検証してからでないと、特別研究などの論文に載せることはできないということです。
次に、寄与率という統計分析についても説明を受けました。寄与率とは、例えていえば、会社全体の売上高に及ぼす各商品の売上高の貢献度合いのことです。これまでは金額の増減というと、変化率を必ずと言っていいほど使っていたので、経理などの仕事で使えそうな寄与率は目から鱗でした。統計分析は、業種を問わず、就職してからも生かせるスキルなので、力を入れて勉強したほうがいい分野だと感じました。
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