【キャリア教養学科】「心理学編:思考のコミュニケーションワーク」
キャリア教養学科名物の「アカデミックスキルズ」は、1年生全員が受講する必修科目です。輪講型講義(=通称ぐるぐる)では、法学に教育学、語学に経済学に図書館情報学などなど、7名の教員がそれぞれの専門領域についてダイジェストで講義をします。今回は心理学編です。
ふだんはそれほど意識していないかもしれませんが、私たちはみな固定観念を持っています。「~はこうに違いない」とか「~はこうに決まっている」といった強い思い込みです。これが私たちの柔軟な思考を妨げたり、新しいアイディアにフタをしてしまう要因となります。
今回は「自分とは異なる他者のコトバに耳を傾けて聴き合う&問い合う」というワークを行いました。相手を否定せずに共感し、受容するところから始めるのがポイントです。
最低限の安全が保障されていないと自由な発想もできませんよね。どんな意見を言っても大丈夫なんだという安全感が大事です。
・授業に参加した学生からの感想です。
「私にとっての当たり前が、相手にとっての当たり前とは限らない。予想の斜め上から新しいアイディアを言う人がいて驚いた。自分はいつの間にか固定観念にとらわれていたのかもしれないと気づいた」
「アイディアを自由に出し合うのってこんなに楽しいことなんだと思いました。何を言っても、それが受けいれてもらえると分かっていれば安心して発言できます。もしも自分の意見が否定されたりバカにされたりしたら…、怖くてずっと黙っていたと思います。話し合いの場における安全感って、やっぱり大事ですね!」
「“思考の死角”は自分自身にもあてはまると思った。正解は一つじゃない。今日みたいに多種多様な人の意見を聴き合うことが重要だと考える。柔軟性を養っていきたい!」
下の写真は、チーム全員で自由に意見を出し合った結果です。やりきった表情をしていますね。