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【キャリア教養学科】【アカデミックスキルズ ぐるぐる】地域を知り、世界を知る ―イギリス・アイルランドの地域研究から広がる視野


本学1年生の必修科目「アカデミックスキルズ」では、学生の学修力向上を目的に、7回にわたる「ぐるぐる学習」を実施しています。これは、学生たちが7つのグループに分かれ、異なる専門分野を持つ教員の教室を順に巡りながら、多様な視点から学ぶユニークなプログラムです。
 
今回紹介するのは、「地域研究」をテーマとする佐々木先生の講義です。この日の授業では、イギリスおよびアイルランドの社会・文化・歴史を取り上げ、現代にも通じる地域の特性や課題について多角的な視点から学習しました。
 
授業はイギリスとアイルランドに関する地理クイズから始まり、アイルランドのパブ文化やイギリスのティータイムの習慣、さらにはスポーツを通じた地域コミュニティの形成など、日常生活に根ざした文化の共通点と相違点を、映像や画像を活用しながら楽しく学びました。
 
また、過去を振り返って現在を読み解き、未来への視野をひらく「歴史学」の視点や、社会の“当たり前”を問い直す「社会学」の枠組みが、地域研究においていかに重要かを理解することができました。
 
授業を受けた学生からは、「日本にいながら紅茶や音楽、ファッションを通して、無意識にイギリスやアイルランドの文化に触れていたことに気づいて驚いた」という感想も聞かれました。遠い国の話だと思っていたテーマが、実は自分たちの暮らしとどこかでつながっていることを発見できたようです。

ある出来事や現象を「縦軸(時間の流れ)」と「横軸(地理的な広がり)」の両面から考察することで、柔軟な思考力と多角的な視点を身につけることができます。こうした学びは、異なる文化や価値観を理解し、共に生きる力が求められる現代社会において、実践的な知性として活かされていくでしょう。歴史や社会を様々な観点から捉える力は、世界を見る“武器”となり、豊かな人生を支える礎にもなります。
 
「知る」ことは、「つながる」こと。学びの先には、まだ見ぬ世界との静かな対話が待っています。

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