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【キャリア教養学科】地域の人々の日常と想いを伝え、記録として歴史として残す ~テレビ局の記者と地域形成論:KFB福島放送 大井記者~


さまざまな視点から「地域形成」を考える授業ですが、今回はKFB福島放送の大井朝加記者にゲストスピーカーとしておいでいただきました。
 
そもそもテレビ局の記者になったのはどうしてなのか。どんな視点で記者の仕事に取り組んでいるのか。そして関東圏出身の大井記者の視点から見える福島県の魅力はどこにあるのかなどなどを話していただきました。
 
大井記者が福島県のテレビ局記者になろうと思った大きな動機は、3.11が日本史の教科書に載っていたことだそうです。自分が生きている時に起きた震災や原発事故が、もうすでに歴史の教科書に掲載されていることに衝撃を受け、「伝え続けている人がいるからこそ歴史になっている。でも逆に、記録として残しておかなければ、歴史としてなかったことになってしまう。私は伝える人になりたい。歴史に地域の一つ一つの日常を刻める人になりたい」という思いで、記者になり、今でも地域を飛び回り、多くの方に直接取材を続け、発信しています。学生たちは終始一貫、大井記者が語る使命感、情熱に圧倒されていました。
 
学生たちからは、
・福島には報道するべき面がたくさんある。自分の知っていることを伝えるだけでなく、自分の知らないところを実際に見に行くことで自分の学びにもなるし、初見の感想は初めてそのことを知る人にとって有益な情報となると思う。様々なことを知っているマスコミ目線と学生の私目線では、感じることや学びも異なるはずである。自分が知らないことを学び、発信することが地域活性化にもつながると考える。
 
・ある出来事を記録していた人物がいたことで初めて歴史となる。ほんの小さなことでも大きなことでも、記録することで未来の人に情報を伝えることとなると聞いて、今までは何も気にしていなかったニュースを見る目がすごく変わった。
 
・・・などなどのコメントが寄せられました。
 
今回の講義から、学生たちは地域を学ぶ姿勢、地域から学ぶ姿勢、地域を活性化する行動力を自分なりに獲得できたようです。

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