卒業生向け「管理栄養士国家試験合格支援講座」開催
食物栄養専攻では、卒業生のキャリアアップも全力支援しています。毎年秋に開催の「管理栄養士国家試験合格支援講座」、今年は10/4(土)には1回目・2回目の講座が開催されました。今年も多くの卒業生が、多忙な日常業務の中参加しています。まずは、そんな卒業生の、講座に望む意気込みから!
・今年初めて受けるので気合いを入れて試験にのぞみたい
・学生時代に学んだことを思い出すところから頑張る
・わからない所をできるように、頑張って勉強します
と、本学や旧友を懐かしむ間もなくみなさん臨戦態勢です。

続いて、「この講座に期待すること」としては、
・管理栄養士の資格を取る為の知識を得ること
・問題の解き方や問題傾向が知りたい
といった定番の内容に加え、
・現時点の模擬試験の点数よりプラス20点上げられるようにしたい。
といった具体的な目標や、さらに、
・勉強する習慣の助けにしたい
・苦手分野の克服と勉強法が知りたい
といった、「知識」だけでなく「方法」「習慣」を知りたいという意見もありました。
そんな参加者の意気込み、要望に応えられるように、本年からは講座の内容を一新し、全8回の講義の最初には現専攻長の梶谷教授による「学習ガイダンス」を組み込みました。

ガイダンスでは、「勉強を、モチベーションに頼らず継続し、習慣化するにはどうしたらよいか」「年々難化する国試には、『知識の詰め込み』ではなく『思考力』で対応する」などといった方法論の他に、さまざまなデジタルコンテンツの活用法などもレクチャーされました。
そして、講座参加者限定で利用できるAI学習ツールの提供と説明も行われました。AI学習ツールは、AIにありがちな「ハルシネーション(嘘の情報を提供してしまう)」をできるだけ取り除いてあり、PCやスマートフォンでスキマ時間などに弱点克服もできてしまうスグレモノであり、参加者の学習効率向上が期待できそうです。
休憩を挟んで第2回目の講義は、おなじく梶谷教授による、「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」です。
短大で学んでいる時から現在にいたるまで、参加者の苦手意識が最も高い分野ですが、さまざまな疾病はもちろん、体力増強や美容にも多くつながる内容なので日常業務や、自身および家族の日常生活などと結びつけて「自分事」として捉えることで克服できる、という話がありました。

非常に幅広い内容を含む分野ですが、今回は腎臓機能と関連疾病・栄養食事指導について重点的な講義がありました。腎臓は老廃物をろ過して尿を作る、ということは「自分事」として知っている人は多いと思いますが、それ以外にも、高血圧・貧血・骨粗鬆症、などなど、多くの疾病と関わりをもつ臓器であり、「腎臓を制する者は国試を制する!」と言っても過言ではありません。
参加者も、あやふやだった知識が再度強化され、問題演習も行いながら、どのようにして考えていくか、という方策もしっかり身につけていきました。
以上、1時間30分ずつ、2回の講義時間はあっと言う間でした。最後には、参加者の苦手分野克服を一層後押しするために、解説デジタルコンテンツ付きの問題集も配布されました。
食物栄養専攻はご存知のとおり令和9年3月を以て閉鎖となりますが、卒業生の皆さんのキャリアアップを叶えるサポートは継続していきます!
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