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晩秋の一日「アンドリュー・ワイエスの世界」を楽しむ

11月22日(金)に、福島県立美術館とのコラボ講座「アンドリュー・ワイエスの世界」が行われました。


今回は、芸術と脳科学に詳しい大阪大学大学院の佐藤宏道教授と、福島県立美術館学芸員の坂本篤史氏によるコラボ講座でした。午前中は桜の聖母短期大学で、佐藤先生からの講義。午後は、県立美術館で実際にワイエスの絵を見ながら、詳しい解説を坂本学芸員からお聴きするという「なんと贅沢な講座!」。


アメリカの国民的画家アンドリュー・ワイエスの制作の拠点は、故郷であるペンシルバニア州・チャッズフォードと、夏の間暮らした別荘のあるメイン州クッシングでした。佐藤先生からは、その二つの土地の風景と、そこに暮らすワイエスゆかりの人たちを描いた作品にまつわる話を、スライドを見ながらお聞きしました。


午後は、晩秋の風景が美しい県立美術館へ。日本一ワイエスの完成品所蔵数が多い福島県立美術館。この日は、そのうちの4点「ガニング・ロックス」「ドイツ人の住むところ」「松ぼっくり男爵」「そよ風」を実際に鑑賞しながら、坂本学芸員から作品の構成、主題や技法など細部に至るまで、見所のポイントをわかりやすく解説していただきました。


受講生の皆さんからは、「ワイエスについて深い知識を得られ、さらに実物の絵を解説付きで見られる企画は素晴らしかった」「ワイエスの絵は、県立美術館で何度か見たが、ワイエスの人となりの一端を学び、深い視点で絵を見ることができた」「ワイエスの故郷や制作地を実際に訪れた佐藤講師の写真などで良くわかった」などの感想をいただきました。


美術館のワイエスの絵を囲んで、講師や受講生が楽しそうにそれぞれの解釈などについてなごやかに話す様子は、絵が結ぶ温かいひとつの光景となり、そこには「アンドリュー・ワイエスの世界」を楽しむ姿がありました。