MENU
  • 資料請求
  • オープンキャンパス

キリスト教学Ⅰ 第6講 聖マルグリット・ブールジョワと修道生活


 「シスター」とは、どのような方か、ご存知でしょうか。
桜の聖母短期大学の創立者聖マルグリット・ブールジョワも、シスターつまり修道女でした。
皆さまが知っているシスター、修道女といえば、マザー・テレサでしょうか。
 
 5月25日(火)のキリスト教学Ⅰは、シスター、修道女とはどういう方なのか、そして、創立者 聖マルグリット・ブールジョワは、どのような生涯を送られたのかを学びました。


修道会の創立者:聖マルグリット・ブールジョワ 1620-1700
 
 キリスト教のカトリックの特長として、修道者がいます。ローマ教皇フランシスコも、そのお一人です。修道者は、キリストに完全に倣(なら)うため、自分自身を全面的に神に奉献する人たちであり、「貞潔・清貧・従順」を生きるよう公に誓う、これを誓願と言いますが、誓願を立てた方です。
簡単に説明すると、結婚せず、私有財産を持たず、ひたすら神のみ旨に従って生きる方です。
 
 修道者が所属する修道会には、「観想修道会」と「活動修道会」があります。
「観想修道会」は、生涯、修道院の敷地内だけで、祈りと観想、そして労働を中心とした生活をされています。トラピスト修道院のように。
 
 一方、桜の聖母短期大学の設置者である、コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会は、「活動修道会」です。修道院での共同生活しつつ、祈りを大切にしながら、神の国の実現のため、教育、福祉、病院などに出向いて働き、必要に応じて、修道院を移ることもあります。マザー・テレサの修道会も「活動修道会」です。
 
 聖マルグリット・ブールジョワが活動された、およそ400年前は、ほとんどが「観想修道会」でした。では、どうして聖マルグリット・ブールジョワは、シスター(修道女)になり、コングレガシオン・ド・ノートルダムという、活動修道会をカナダに創ったのか、その生涯を授業で学びました。


 昨年は、聖マルグリット・ブールジョワ生誕400周年をお祝いし、聖マルグリット・ブールジョワの生誕を描いた漫画とこのファイルが修道会から学生たちに贈られました。

 聖マルグリット・ブールジョワの蒔かれた種は、カナダ、アメリカ、日本、中南米、アフリカで、花開いています。
 福島市という、日本の小さな街の小さな短大ですが、聖マルグリット・ブールジョワのDNAを持つ私たちは、見えない絆で世界中と繋がっています。歴史という縦糸と、世界という横糸で、今の自分たちの置かれた場所と使命を、確信する時間でした。
 
🌸1676年にカナダで創設され、350年にわたり世界的な規模で教育活動を行っている国際修道会

©Sakura no Seibo Junior College. All Rights Reserved.