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キャリア教養学科 「定住」と「多文化交流」の重要性を考える ~福島市の取り組みから~


 地域づくりとは何かを考える「地域形成論」。キャリア教養学科1年生の大半が履修している科目です。それだけ地域について考えたいという学生が多いのではないでしょうか。
 
 さて、今回は福島市定住交流課の職員と国際交流員のキャロルさんに来ていただき、定住交流課と国際交流の観点から福島市が今抱えている課題と取り組んでいる多様な活動について講話を頂戴しました。
 
 福島市には、一度福島市から転出したからこそ地元の良さを知ってUターンした方や福島そのもの自然の豊かさ、食のおいしさ、人の良さなどに魅力を感じてIターンした方が数多くいます。しかし全体的な人口減少の課題、若年層の都市への流出という課題は根強く残っています。一方、コロナ禍によって地方移住気運が高まっており、地方の良さを知ってもらうチャンスも今到来しています。そのような状況の中、学生の私たちは何を知り、何が出来るかを考える必要があります。
 
 一方、グローバリゼーションに目を移せば、福島市にも多くの外国人が住み、活躍しています。キャロルさんの講話は、「なぜ『多国籍』という言葉を使わず『多文化共生』という言葉を重視するか」という問いかけから始まりました。言語も文化も価値観も異なる多様な人々が福島市でよりよく生きるためには、生活支援とコミュニティ形成が重要です。分かりやすい情報発信、来所相談への対応、ニーズ把握、その上での関係部署への連携を丁寧にすることによって、外国人の方々は安心して生活を送ることができます。その重要さと大変さを目の当たりにし、学生たちも自分たちができることを具体的なアクションにつなげなきゃと思ったようです。
 
 地域づくりのアプローチは、多種多様です。どのような形でもかかわることができます。さて学生たちは、これからどのようなアプローチで地域参画していくのでしょうか。

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